1964-03-24 第46回国会 参議院 運輸委員会 第15号
それから、前回の当運輸委員会で、私の質問が皆さんに若干誤解されたようでありますが、賠償船舶の問題もお聞きをしました。
それから、前回の当運輸委員会で、私の質問が皆さんに若干誤解されたようでありますが、賠償船舶の問題もお聞きをしました。
○政府委員(藤野淳君) 賠償船は、大手造船業の建造しております数字はただいま持っておりませんが、中小型鋼船造船業において建造することになっております認証されました賠償船舶は、金額で申しますると百三十六億円ございます。仕向け地はビルマ、フィリピン、インドネシアでございます。
○政府委員(藤野淳君) 先ほど申し上げましたように、昨年十二月末現在の累計で、中小型鋼船造船所において認証されたものが、賠償船舶の金額が百三十六億でございます。
○政府委員(藤野淳君) 賠償船は、大型大手造船所、それから中小型造船所、これはもう全く平等の立場で受注活動をいたしました結果、一部が中小型鋼船造船業の受注になったというわけでございまして、政府といたしましては、賠償船舶を建造いたしますために特別に設備を考慮するということはいたさなくても、十分日本全体の造船業としては必要な賠償船舶はいつでも建造し得る体制にあるというふうに申し上げてよいのではないかというふうに
その次の御要望の資料は、各国別の賠償船舶の認証状況であります。それはフィリピンが最初に出ておりますが、合計貨物船が十四隻、九万四千九百トン、旅客船一隻、二千二百トン——これは大統領のヨットというようなことで世上話題になりましたものであります。漁船が二十九隻、二千九百三十五トン、その他冷凍運搬船、タグ・ボート、難船というようなことになっております。
○相澤重明君 次にお尋ねして置きたいのは、その次のページのフィリピンヘの賠償船舶の中で、上から四行目の三十二年九月二十日、不明、三菱商事、三保造船所、それから下の欄の二行、三十二年十月二十六日、不明、木下商店、山西造船鉄工所、三十二年十一月二十二日、不明、日下部産業、山木造船、それからその次のページの三十二年十二月二十八日——一番上です。
インドネシアの有力新聞ビンタン・チモールは二十六日本下商店への賠償船舶発注には不正の疑いがあるとつぎのように報じている。一、賠償問題について東京で木下商店および岸首相の行動が問題になったが、木下商店的なやり方はジャカルタではほかにも行われており、このため対日賠償決定の実施には問題があることがわかった。
やはり国が資金のあっせんをしたり、国が低利の金を貸したりして、そして賠償船舶建造の助成をしていこうという考え方で政府がありますから、中間の変な、と言ってはおかしいが、そういううわさのあるようなブローカーを入れて、それに手数料を払う、手数料のうちの若干は国が負担する、そういう結果になるので、結論から言うと、政府みずからが進んで中間業者の介在の余地のないように、向うの政府に話し合いを進めていくというふうな
数日前の予算委員会では、インドネシア賠償船舶について、木下商店との関係が、わが党委員より激しく追及されたことは、すでに御承知の通りであります。その割当の露骨さには業界すら一驚したのでありますが、ことに、賠償に職権を有する運輸大臣が、かねて関係を有する木下商店提供の自動車の使用を認めるごときは、疑惑のみならず、国務大臣の権威を失墜するものとして、国会としても断じて許すことができないのでございます。
○柳田委員 UPの四日発の電報によりますと、フィリピンのオカンポ議員は、これは野党の自由党ですが、フィリピン国会において、東京にあるところのフィリピン賠償使節団幹部は、賠償船舶の調達で巨額の金額を横領した。日本の業者は公開入札にしてくれと言っておるが、フィリピン賠償使節団はこれを拒否しておる。